猫がゴロゴロと喉を鳴らす理由とその仕組みを解説

猫がゴロゴロと喉を鳴らす理由とその仕組みを解説

猫がゴロゴロと喉を鳴らしている姿を見るとなんだか癒やされますよね。

しかし、なぜ猫がゴロゴロと喉を鳴らしているのかの理由までは知らない人も多いのではないでしょうか?また、「昔はゴロゴロと言っていたのに最近はゴロゴロと言わなくなった」なんて人もいるでしょう。

そこで本記事では、実は甘えているだけではない猫がゴロゴロと喉を鳴らす理由ゴロゴロと鳴る仕組みについて解説していきます。

猫がゴロゴロと喉を鳴らす理由

飼い主にお腹を見せる子猫

一重にゴロゴロといっても、猫がゴロゴロと喉を鳴らすには様々な理由があります。

見分けるポイントはゴロゴロの音の特徴や大きさ、そして何よりもゴロゴロと喉を鳴らしているときのシチュエーションが重要です。これらのポイントから、なぜ愛猫がゴロゴロと喉を鳴らすのかを判断して、適切にコミュニケーションをとってあげるようにしましょう。

ゴロゴロと喉を鳴らす理由音の特徴音の大きさシチュエーション
リラックス中低音小さめ・頭や身体を擦りつける
・頭や身体を撫でられる
・ふみふみをする
・目を細める
・お腹を見せる
親子のコミュニケーション中低音小さめ・子猫と母猫が一緒にいる
・ふみふみをする
なにかの要求高音小さめ・ご飯がほしい
・飲み水がほしい
・トイレを掃除してほしい
ストレスや警戒低音シチュエーションによる・怪我や病気をしている
・他の猫との喧嘩で怯えている
・出産で苦しんでいる
・死の間際

リラックスしている

1つ目は、猫がリラックスしているときのゴロゴロです。

もし、飼い主が愛猫の頭や身体を撫でているときにゴロゴロと喉を鳴らしているようなら、それは愛猫が飼い主に対して心を許し、リラックスをしている証拠です。人間でいうスマイルと同等だと考えられていて、愛猫が幸せだと感じている愛情表現になります。

このゴロゴロを鳴らしているときは、飼い主にもっと構ってほしいときや、飼い主ともっと触れあいたいときでもあるので、頭や身体を撫でてあげるなどをして、たくさんスキンシップをしてあげてくださいね。

ゴロゴロの音の特徴は中低音で、音の大きさは小さめです。

シチュエーション

  • 頭や身体を擦りつける
  • 頭や身体を撫でられる
  • ふみふみをする
  • 目を細める
  • お腹を見せる

親子のコミュニケーションをしている

2つ目は、親子のコミュニケーションをしているときのゴロゴロです。

特に、生まれたばかりの子猫は耳が聞こえず目も見えないため、母猫がゴロゴロの振動によって近くにいることを教えたり、授乳の合図をしているとも考えられています。

逆に、子猫は生後2日〜1週間程度でゴロゴロと鳴らすことができるようになります。これにより、健康であることを母親へ伝えていると考えられています。

母猫と離れて暮らしている場合でも、子猫が一人で毛布などにふみふみをしながらゴロゴロと鳴らすこともありますが、これは母猫と一緒にいたときの名残によるものです。もし、愛猫が「昔はゴロゴロと言っていたのに最近はゴロゴロと言わなくなった」という場合は、母猫から独り立ちをしたからかもしれません。ゴロゴロが聞けなくなって少し寂しい気持ちもありますが、これも子猫が成長している証拠ですので温かく見守ってあげましょう。

ゴロゴロの音の特徴はリラックスしている状態と同じく中低音で、音の大きさも小さめです。

シチュエーション

  • 子猫と母猫が一緒にいる
  • ふみふみをする

なにかを要求している

3つ目は、なにかを要求をしているときのゴロゴロです。

ご飯がほしいときや、トイレを掃除してほしいときなどにゴロゴロと喉を鳴らします。ご飯がほしいときは、いつもご飯を食べるところでゴロゴロと鳴らしたり、トイレを掃除してほしいときは、おしっこやうんちをした後に「きれいにしてね」と言わんばかりにゴロゴロと鳴らしたりすることがあります。

このゴロゴロがみられる場合は、なにかを要求をしているときの表現ですので、愛猫の感情を汲み取ってリクエストに応えてあげるとよいでしょう。

ゴロゴロの音の特徴は高音で、音の大きさは低めです。人間の赤ちゃんの泣き声と同じような周波数帯でもあるため、人間の本能にも直接訴え掛けているのかもしれませんね。

シチュエーション

  • ご飯がほしい
  • 飲み水がほしい
  • トイレを掃除してほしい

ストレスや警戒をしている

4つ目は、ストレスや警戒をしているときのゴロゴロです。

今までの理由とは大きく異なり、ネガティブな気持ちを落ち着かせるときにも猫はゴロゴロと喉を鳴らします。例えば、怪我や病気をしているときや、他の猫との喧嘩で怯えているときなどにゴロゴロと鳴らすことがあります。

ゴロゴロの音の特徴は低音で、音の大きさはシチュエーションにより変わります。

このような場合は、愛猫が苦しんでいるサインである可能性があるため、すぐに落ち着かないようであれば動物病院へ連れて行ってあげてください。

シチュエーション

  • 怪我や病気をしている
  • 他の猫との喧嘩で怯えている
  • 出産で苦しんでいる
  • 死の間際

ゴロゴロと鳴る仕組み

首周りを撫でられる猫

猫がゴロゴロと鳴る仕組みは、実はまだ解明されていません。

いくつか諸説ありますが、1つ目の喉頭の筋肉を伸縮し声帯を振動させてゴロゴロと音が鳴る説が一番濃厚だと考えられているようです。

  • 人間の喉仏にあたる部分である喉頭の筋肉を細かく伸縮し、声帯が振動することでゴロゴロと音が鳴る説
  • ゴロゴロと音が鳴る仮声帯が存在する説
  • 喉元を通る太い大静脈の血流が渦巻く振動でゴロゴロと音が鳴る説

まとめ

猫がゴロゴロと喉を鳴らすには様々な理由があります。

ゴロゴロの音の特徴や大きさ、シチュエーションとあわせて、愛猫が何を伝えようとしているのかを汲み取ってあげられるようにしましょう。適切なコミュニケーションをとってあげることで、愛猫との信頼関係をより一層深めていけるとよいですね。

この記事の筆者・監修者

猫のいる暮らし編集部

猫のいる暮らし編集部

猫を愛して数十年。現在は1匹のラグドールと一緒に暮らしています。
ペット業界での従事経験、獣医師の方への取材経験、愛猫との暮らしで得た経験から、みんなの「猫のいる暮らし」をより豊かにするために執筆させていただいています。

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