猫が股やお尻を舐めても大丈夫?舐める理由と考えられる病気についても解説

猫が股やお尻を舐めても大丈夫?舐める理由と考えられる病気についても解説

愛猫が自分の股間をペロペロと舐めている行動を初めて目にして、びっくりされた人も多いのではないでしょうか?

足を大きく広げ、毛づくろいをしている様子は見ていてかわいいですが「衛生的に大丈夫なのか」や「股間を舐めることで病気に感染しないか」など、飼い主としては心配ですよね。

そこで本記事では、猫が股やお尻を舐める理由についてフォーカスして解説していきます。

猫が股やお尻を舐める理由

自分の股を舐める猫

猫が股やお尻を舐める理由としては、大きく3つあります。それぞれについて見ていきましょう。

  • 日常的な毛づくろい
  • 付着した排泄物を取り除くための毛づくろい
  • 泌尿器系の病気の可能性

日常的な毛づくろい

1つ目の理由は、日常的な毛づくろいです。

猫はきれい好きな生き物ですので、身体全体を清潔に保つために日常的に毛づくろい・グルーミングを行います。顔や手足、背中やお腹などをペロペロと毛づくろいしますが、自分の股間も例外ではなく、同じように毛づくろいをします。

毛づくろいをすることで全身を清潔に保つだけではなく、毛の絡まりを防ぐ効果もあり、これによってノミやダニなどの寄生の予防をしているのです。

付着した排泄物を取り除くための毛づくろい

2つ目の理由は、付着した排泄物を取り除くための毛づくろいです。

猫がおしっこやうんちをした直後に、よく自分の股を舐めていたりしていませんか?猫がおしっこやうんちの排泄をした後は、どうしても肛門や肛門の周りの毛など、股間の周辺が汚れてしまいます。特に、長毛種の猫の場合は、毛が長いために股間の周りの毛に排泄物がつきやすいです。

そのため、猫は身体の清潔を保つために、自分の股間を毛づくろいし、おしっこやうんちの排泄物を舐め取ることできれいにします。これは、猫がご飯を食べた後に、口元の毛づくろいをする行動と同じ理由です。

衛生的な問題はないのか

おしっこやうんちの排泄物を舐め取ると聞くと、排泄物を口に入ってしまうため「汚くないのか」や「これにより病気に感染しないのか」など心配になりますよね。

結論からいうと、猫の唾液には殺菌作用があるため問題はありません

汚いかどうかでいえば、確かに人間の感覚として気になるのは仕方がないことでしょう。ですが、害があるかどうかでいうと、自分の身体についた排泄物を舐める程度では特に害はありません。猫は股間だけでなく、身体中についた様々な汚れも毛づくろいにより舐めているわけですから、ある程度の雑菌が口に入ったとしても問題がないような身体の作りになっています。

そして、猫が股間を舐めるのは、むしろ清潔を保つためだということをお忘れなく。毛づくろいは猫の本能的な行動のため、止めさせたくても止めさせることは難しいでしょう。

病気のサインである可能性

3つ目の理由は、病気のサインである可能性です。

股を舐める頻度が多かったり、長い時間執拗に自分の股間を舐めるようなら、もしかすると病気のサインかもしれません。次のような病気の可能性もあるため、すぐに動物病院へ連れて行ってあげてください。

股間の毛づくろいで考えられる病気

  • 肛門嚢炎
  • 膀胱炎
  • 直腸脱
  • 条虫症

普段の股の毛づくろいと様子が違う場合は、猫が股間に何かしらの違和感を感じているからかもしれません。舐める以外にも、床や壁にお尻をこすりつけるようなしぐさをする場合もあります。愛猫の小さな行動の変化を見逃さずに、気づいたらすぐに動物病院へ相談をするようにしましょう。

まとめ

愛猫が日常的な毛づくろいとして股やお尻を舐めている場合や、排泄後に舐めているようであれば、特に心配することはありません。しかし、普段の毛づくろいと異なる場合は病気のサインである可能性も。いざというときに気づけるように、日頃から愛猫の様子を見守ってあげてくださいね。

この記事の筆者・監修者

猫のいる暮らし編集部

猫のいる暮らし編集部

猫を愛して数十年。現在は1匹のラグドールと一緒に暮らしています。
ペット業界での従事経験、獣医師の方への取材経験、愛猫との暮らしで得た経験から、みんなの「猫のいる暮らし」をより豊かにするために執筆させていただいています。

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