猫のトイレの選び方は?理想的な数や適切な置き場所についても解説
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- by 猫のいる暮らし編集部
トイレは愛猫と一緒に暮らすために必須なグッズですが、「どんなトイレを用意すればよいか」や「いくつ必要なのか」など、不安に思う人もいるでしょう。また、購入したトイレを「どこに置いたらよいか」と悩んでいる人もいるかもしれません。特に、猫は泌尿器系のトラブルが多いためトイレ問題は悩みやすいポイントかと思います。多頭飼い・複数飼いをしている場合は尚更でしょう。
そこで本記事では、猫のトイレの選び方や理想的な数、適切な置き場所などについて解説していきます。
猫のトイレの選び方

猫のトイレの選び方は「猫の大きさ×1.5」の大きさがあるトイレを選んであげましょう。
猫はトイレをするときに、トイレの中をくるくると歩いたり猫砂を掻いたりして、おしっこやうんちをする場所をその都度決めています。そのため、トイレの中でも動きやすいように、ある程度ゆとりのあるサイズのトイレを選ぶようにしましょう。
子猫のうちは子猫用の小さいトイレを用意してあげるのがベストです。しかし、子猫はすくすくと育ち、身体もすぐに大きくなるため、数ヶ月で成猫用のトイレを使えるようになります。そのため、「最初は成猫用のトイレで様子をみて、もし使いにくそうであれば子猫用のトイレを用意してあげる」という選択肢を持っていてもよいかもしれませんね。子猫が成猫用のトイレを使うときは出入り口が高くて入りにくいことがあるので、踏み台やスロープを用意してあげるとよいです。
トイレの理想的な数

猫のトイレの理想的な数は「猫の数+1個」です。
特に猫はきれい好きな生き物なため、トイレにおしっこやうんちが放置されているとそのトイレを使わず、我慢をしたり粗相をしたりしてしまいます。そして、我慢している状態が続くことで膀胱炎になってしまうことも。これらを避けるためにも、排泄物はすぐに掃除してあげる必要があります。しかし、飼い主が外出しているときなど、現実的に難しい状況もありますよね。そういった状況でも、愛猫が「トイレをしたい」と思ったタイミングで我慢しなくてもよいように、トイレの数は「猫の数+1個」にすることをおすすめします。トイレの数を多めに用意しておくことで、排泄の我慢防止や粗相防止など、猫のトイレ問題の解消に役立ってくれることでしょう。
| 猫の数(n匹) | トイレの数(n+1個) |
|---|---|
| 1匹 | 2個 |
| 2匹 | 3個 |
| 3匹 | 4個 |
部屋のスペースなどの問題で理想的な数を設置することがどうしても難しい場合は、最低限として「猫の数」だけトイレを用意してあげてください。
特に、多頭飼い・複数飼いをしている場合は、他の猫とトイレを共有することを嫌う猫も多いです。また、自分以外のおしっこのにおいがあることで、正しくトイレを覚えられず粗相をする原因になってしまうこともあります。そのため、最低でも猫の頭数分のトイレは必ず設置してあげるようにしましょう。
トイレの適切な置き場所

トイレの数だけでなく、トイレの置き場所も重要です。次のような場所にトイレを設置してあげて、愛猫が気持ちよくトイレを使えるようにしていきましょう。
- 静かな場所
- 通気性のよい場所
- 食事や寝る場所から離れた場所
- 排泄の様子をチェックできる場所
- 1個目と2個目は離して設置
静かな場所
静かで落ち着ける場所にトイレを設置してあげましょう。
猫は周囲の音に敏感な生き物です。そのため、洗濯機・テレビなどの振動したり音が鳴る家電に近い場所や、台所などの生活音が鳴る場所、玄関や廊下など人間が頻繁に出入りするような場所にトイレを設置することは避けたほうがよいでしょう。そもそもトイレに寄りつかなかったり、集中できずに途中で排泄を止めてしまったりすることがあるためです。
通気性のよい場所
通気性のよい場所にトイレを設置してあげましょう。
風通しの悪い場所にトイレを設置してしまうと、排泄物のにおいがこもってしまって猫が寄りつかなくなったり、夏場だと少し掃除を怠っただけで雑菌の繁殖が進んでしまいます。そのため、密閉された空間にトイレを設置することは避けたほうがよいでしょう。
最近ではトイレ置き場が一体型になった家具も存在しますが、周りを覆い過ぎてしまうタイプのものは風通しが悪く、においがこもってしまう可能性があるため注意が必要です。
食事や寝る場所から離れた場所
食事や寝る場所から離れた場所にトイレを設置してあげましょう。
いつもご飯を食べている場所の近くや、寝る用のベッドの近くにトイレを設置することは避けたほうがよいでしょう。人間も同様ですが、美味しいご飯を食べているときや、気持ちよく寝ているときに、排泄物のにおいが漂ってくることは猫の不快感に直結してしまいます。
排泄の様子をチェックできる場所
排泄の様子をチェックできる場所にトイレを設置してあげましょう。理由は2つあります。
1つ目は、排泄後すぐに掃除ができるためです。排泄物が残ったままだと、トイレを我慢してしまうことがあります。きれい好きな猫のためにも、おしっこやうんちをした後はすぐに排泄物の掃除をしてあげるようにしましょう。
2つ目は、排泄時の猫の様子を確認するためです。おしっこやうんちの量や頻度、排泄時のしぐさなど、いつもの様子と異常がないかを確認するようにしましょう。
1個目と2個目は離して設置
1個目と2個目のトイレは離して設置してあげましょう。
猫のトイレの理想的な数が「猫の数+1個」である理由は、排泄の我慢防止や粗相防止をするためです。そのため、1個目と2個目のトイレを同じ場所に置くよりも離して置いてあげることで、愛猫が「トイレをしたい」と思ったタイミングでより近い方のトイレを使えるようにしてあげるとよいでしょう。
「1個目をリビングに置いているなら、2個目は別の部屋に置く」「1個目を1階に置いているなら、2個目は2階に置く」といったように、2つのトイレを離して設置してあげると効果的です。
トイレが気に入らないときのサイン

猫がトイレを気に入っていない場合、次のような行動をすることがあります。
- 猫砂をかけずにトイレから出る
- トイレの中に入らず、縁に足をかけて排泄をする
- トイレの縁や壁、空中を引っ掻くようなしぐさをする
- トイレではなく別の場所に排泄をする(粗相をする)
排泄時の猫の様子を観察して、トイレを気に入っているかどうかを確認してみましょう。もし、このような行動がみられたときは、トイレが気に入らいないサインかもしれないので、トイレの置き場所の変更や使っている猫砂の変更、トイレ自体の買い替えるなどの対策を検討してあげてください。気に入らない状態が続くことで、膀胱炎を引き起こしてしまう可能性があるため、気づいたら早めに対策をしてあげるのがよいでしょう。
まとめ
猫は泌尿器系のトラブルが多いため、トイレの選び方や数、置き場所で悩まれていた人も多いかと思います。トイレの数を「猫の数+1個」になるようにトイレ環境を整えてあげたり、落ち着いて気持ちよくトイレが使えるような場所にトイレを置いてあげたりと、少しの工夫をするだけでも愛猫への負担は大きく軽減されるはずです。愛猫の様子をよく観察してあげて、今のトイレ環境を見直してみてくださいね。
この記事の筆者・監修者
猫のいる暮らし編集部
猫を愛して数十年。現在は1匹のラグドールと一緒に暮らしています。
ペット業界での従事経験、獣医師の方への取材経験、愛猫との暮らしで得た経験から、みんなの「猫のいる暮らし」をより豊かにするために執筆させていただいています。
